
キミも遊ぼう!ザブトンまわしで!
~まわしの道を極めるために~

はじめに…
ぼく【米村青年・当時18歳】がそれを見たのは、昨年(1979年)の夏の前期合宿であった。
T君が納会でザブトンをまわし始めたのだ。
面白そうなので、盆をまわそうとしたがまるでできない…
ぼくはそれ以後しばらく、まわすことを考えなかった。
次にそれを見たのは、おそらく秋の事だ。
T君が部屋で少年マガジンをまわし始めたのだ。
ぼくも真似をしてその場でまわそうとした。もちろんうまくいかない。
しかし、ぼくはそこで貴重なアドバイスを得たのだ。
その後、11月の終わりにはすでに、ザブトンくらいはまわせるようになっていた。
現在【米村青年・当時19歳】(1980年8月)、右手左手、右まわし左まわしが一応こなせている。
ノートのような薄い本も回せるようになった。
弟にも伝授し、二人で深夜、ザブトンまわしの戦いをよくやるほどだ。
まわしの道に入ろうと決心を固めたキミに
練習の仕方を教えてあげよう
必要な道具
ザブトン (ただし、椅子の上に置く程度の大きさで、中はスポンジでなく、綿の入ったものが好ましい)
※これは重い方がまわしやすいからである
練習場所
テーブルの上とか、人の近くでやると、ザブトンを落としたとき、ひどく叱られ、今後その場所が使えなくなるので注意を要す。
これから、独学でまわしの道を極める方法について述べる
1:ザブトンを利き手の人差し指の上に、重心からわずかにずらしてのせる。
2:ザブトンをもう一方の手を使ってまわし始める。
右手なら上から見て左回転(時計の針の回転の反対方向)、左手ならその逆。
この時、そのスピードは くるくるくる という程度。
くーるくーる も、 くるるるる もよくない。
そして回転を加えるとき、指とザブトンの接点があまりずれないようにする。
まわし始めたとたんにザザっとザブトンが指から離れていくのは、
回転が速すぎるか、
ザブトンを移動させるような力を加えてしまったか
ザブトンを支える指の方から無理に回転を加えようとしている場合である。

3:さて、指の上でくるくるまわり始めた。
何でも力を加え続けなければ、やがて止まり、落ちる。当たり前である。
あるいは、指が自然とずれてきて落ちる。
止まってもなかなか落ちないような、重みとやわらかさのあるザブトンなら練習にうってつけである。
まわし続けるために、どうやって力を加えるか。
高校の「物理Ⅱ」をやっていなくてもできるようになるから安心せよ。
ただし、科学的な考察はあらゆる場面に有効である。
どのようにまわすか。ここが肝心。
今回転している方向に指をまわすのだが、このとき、腕全体を使ってまわす方が安定する。
腕を大きく動かしたり、関節を大きく回転させてはいけない。
ここの段階で、指にぴったり回転が乗っている感じをつかむ。
これが練習の最大の課題である。 百回続けてまわせれば一応合格だと思う。
この感じをつかむのには一週間かかるであろう。
ヒマな時にくるくるやっていればよいのだから、そんなに時間は食わない。
慣れてくれば加速減速、ズレの戻しなどのテクニックが次第に身についてくる。
やればできるぞ!がんばりなさい!
ザブトンができれば、だんだん固いものがまわせるようになる。
初心者に大切なことは「華やかな技に憧れないこと」である。
はじめっから、放り投げて受け止めてみようなどと思っていてはうまくならない。
基礎をマスターしてこそ華やかな芸能界のデビューできるのである!
