PROJECT #1
庭に池を作ってみた
つくりかた
使用した材料
ブロック(1個100円程度)、コンクリートレンガ、赤茶色のレンガ、鉄筋、モルタル、樹脂製の波板、フェルト製の緩衝材、プールライナー(厚地のビニール)、ヒートン、軽石、ビオトープの土
池づくり
神戸の自宅の庭づくりの記録です。今回は「池」を作ります。庭のコンクリートに囲まれた溝の部分を池にします。奥行き90㎝程度、深さ45㎝程度、幅は3.5mほどにしてみました。
写真はイメージです
モルタルで
ブロックを固定する前に、
水で砂などを流して掃除します。
ブロックと鉄筋。ブロックは1個100円程度。鉄筋は金きりのこで切ります。
ブロックを2段積むとき少しでも強度を出すために、1段目と2段目をつなぐ目的で鉄筋を通します。
いきなり進みますが、
ブロックを固定し、レンガを一段積みました。
ビオトープを目指しますが、コンクリートの中に完全に自然な池を作るのは難しいと諦めて、縁はレンガにしました。
ただ、四角ではなく曲線を持たせました。
溝には水勾配が取ってあるので、手前と奥とでは深さが違います。
池は水をはるので当然、完全な水平が求められます。
薄いレンガを挟むなどして工夫をして、縁のレンガを水平にします。
池の横に花壇のスペースを取ってあります。
ブロックだけでは防げない部分は、安価なコンクリートレンガで。
この部分は溝の部分にあけてある排水溝をブロックで守ってあります。
植栽スペースにいれる土が排水溝を塞がないためです。
こちらは左端
一段目のレンガの上に、ステンレスのビスを乗せました。
池の防水のためのプールライナーを一段目と二段目のレンガの間にはさんでとめるつもりですが、
その時、穴をあけてこのビスに引っ掛ける計画をたてました。これは計画倒れでした。
ブロックの穴は、樹脂製の波板を使ってふさぎます。
なるべくコンクリートブロックの角からプール内なーを守るためです。
さらにフェルト製の緩衝材を敷きます。
このくらいの大きさです。
ブロックは壁だけでなく、階段状にも積み、池に浅い部分も作ります。
将来的に多種類の生物が住めるように、です。
2.池に水を張る準備をする
プールライナーを敷きます。
手前には水に浸したレンガが見えます。
モルタルとの接着を高めるために数時間以上、中から気泡が出尽くすまで漬けておきます。
プールライナーはまぁまぁ厚地のビニールです。
夏に子どもが使うプールの素材に近いでしょうか。
3.いよいよ注水!
まず、水をはり、ぴったりとプールライナーを敷き詰めます。
次いで、二段目のレンガを積みます。
一段目との間にプールライナーをはさんでいきます。
んがの間の接着もできなくてはならないので、半分ほどプールライナーを挟みます。
あとあと外れてきてしまうかどうか、今は分かりません。
どうしても作業に使ったモルタルの一部が行けに落ちてしまいます。
すべて作業を終えてから、水を汲みだし、モルタルを覗いて再び水をはります。
二段目のレンガを積み終わりました。
さらに、目地部分にモルタルをきちんと入れます。
レンガの二段目も積み終わり、構造物としては完成です。
あとは、
生き物ののための環境を整えることが必要となります。
一段目の目地にはヒートンを埋め込みました。
将来、シュロ縄など植物性のものを垂らして、プールライナーを隠すと同時に、生き物の住める場所を増やすことを考えています。
池の表面に氷が張っています。
池の浅い所に見えるのは軽石です。多孔質の石だと思い、微生物の住みかになるだろうと考え、入れました。
本当に軽石なのでそのままでは水に浮きます。
そこで、煮てみたら石の中の空気が膨張して追い出されて、代わりに水が入ったようで沈むようになりました。
ナンテンと
その後ろに
マンリョウです。
4.生きものを放つ
「ビオトープ体験」の時に、お世話になった大沢町のビオトープに再び行き、池の土を頂いてきました。
水生植物によい土という事と、土の中の生物を直接移してくるためです。
3月下旬のことです。
一緒に持ってきた生き物の一つ、オタマジャクシです。
さらに、昨年川の近くで取って水槽に飼っていた、ヨシノボリやメダカなどを放しました。
池の中央にはスイレンを鉢に入れて沈めました。