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大人がマジメに遊んでみた

YONEMURA ASOBI LAB

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PROJECT #2

モルタルを作ってみた

レンガとモルタル

モルタルづくり 

ブロックでもレンガでも石であっても、それらで構造物を作るとき、充填と接着を兼ねるのがモルタルです。モルタルを扱えて初めて自分だけのオリジナルな構造物を自分の手で作ることができます。

​そのモルタルづくりの実際を見てみよう

写真はイメージです

​つくりかた

使用した材料

セメント、砂(ホームセンターで購入。20-25kgで300-400円程度)

​水、容器(トロ舟)、クワ、水平器、レンガゴテ、目地ゴテ、たがね、ハンマー

1.モルタルとセメントの違い

 

 

セメントと砂と水を混ぜたものがモルタルで、

セメント、砂、砂利(砕石)と水を混ぜたものがコンクリートです。

コンクリートは大きな建造物の土台や柱になるわけですから、強度はモルタルよりもうんと高いはずです。砂利が入ることで、崩れにくいのでしょう。

モルタルは砂利のような大きな塊がないので、強度はコンクリートより落ちても、薄く塗ることができ、住宅の壁やレンガを積むときの目地に使われます。

​庭仕事でもコンクリートをうつことはありますが、ほとんどはモルタルです。

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クワでよく混合する。これを空練りと言い、水を入れる前にしっかりと行っておくことが大切だ。

​セメントは石灰岩を含み、アルカリ性なので手荒れには注意。触ったらよく手を洗う。また、セメントの残りはあまざらしだとすぐに固まってしまう。プラスティック性のコンテナなどに入れて、きちんとふたをして保存しておくのが良い。

2.さっそく作ってみよう

 

 

Morutaru1.jpg

​容器(トロ舟と呼ばれる)にセメント、砂を入れ、セメント、砂を1:3~2:5の比率で混合し、適量の水を加えよく練る。適当な硬さになるように水を加えることになる。

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次に、水を少しずつ加え、よく混合する。

この時の固さはかなり幅を持たすことが出来る。

照りが出てくるまでよく練る

レンガ積みの場合はレンガが傾かないように、固めのほうが都合がよい。

業のスピードとモルタルの固まるスピード(作業はモルタルが練り終わってから1時間以内に終えた方がよい。モルタルは徐々に固まっていく)との兼ね合いで、一度に作るモルタルの量を決める。

​一日に何度かモルタルをこねる事になる。

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必要な小道具。

細長い角棒のようなのが水平器。水平と直角とをしっかり出すのが構造物を作るときの基本。

強度的な問題もあるし、見た目の安定感が違う。

水平は水平器を使って出すのだが、モルタルが柔らかすぎるとだんだん傾いて、固まった時に水平でなくなることがあるので注意

おむすびのような形のこては、レンガゴテ。

細長いのが、目地ゴテ。モルタルをすくい、レンガに載せる、目地に詰めるなどに使う。

​ヘラのようなのは、たがね。レンガを割るために使う。そのためにはハンマーも必要。

スプラッシュ

コラム

水平 と 水勾配

構造物を作るときに重要なのは水平と垂直です。

​水平器を頻繁に使ってきっちり水平と垂直を出しましょう。

支柱を立て、水平に張った水糸を使ってレンガ一段一段を積んでいくといった念のいった方法もありますが、スピーディーにレンガ積みをするには時間がかかりすぎる気がします。積んだレンガの上に、水平器を載せ、水平からのずれを、レンガをハンマーで叩いて修正するのが実用的です。

さて、すべてを水平にするのがよいわけではありません。

勾配をつけておかないと、雨が降っても水が流れず、水がたまることになります。

​そこで、ある程度あえて勾配をつける場合があります。これが水勾配で、道路にも、駐車場にも、バーベキュー炉にも水勾配がつけてあるものです。

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あまったモルタルの利用法の一つ。

ここでは、子どもが小さかったころお砂場遊びで使った、プラスティックの型に入れて、固まってから型から抜いた。

庭の中で重しとしても使われ、このようなオブジェが庭のそこここに置いてある。

​水やりなどの機会に、子どもがずっと小さかったころが思い出される。

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