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知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」
  最終回 (第13回その②) 2016年10月2日

今日はいよいよ最終日となる予定、88番でいわゆる結願です。

距離は昨日は53.9キロでしたが、今日は33.7キロで余裕もあるはずです。

とはいえ、88番大窪寺までのトレイルは結構本気を出して足がパンパンになりました。八十八カ所の札所巡りを終えて、特に感動もないのですが、やはり四国を自分の足で一周してその間に色んなものを見て、経験できたのは本当に面白かったですね。

走ることそのものについても、連日50キロ以上というのもわかってきましたし、夏の暑さにどう対処するか(結局暑すぎれば走らない、ですが)、雨に濡れると体や荷物はどうまずいのか、など良い経験が積めました。あくまで物見遊山遍路走ですので、いろいろと見ることができたのは走ったり、歩いたりの移動手段を使ったご利益ですね。それ以外のご利益はありません。徳島の大学で仕事をしていく上でも四国全体を見ているのはとても良いことだと思えています。早く済まさねば、というプレッシャーもあったのでそれからの開放感もありがたいものです。

最終回
知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第13回 その① 2016年10月1日

香川にも入り、いよいよ今回で終了の予定

高松のカプセルホテルに2泊5000円で泊まり、一日目は列車で西に向かって移動し、前回終了した八十場駅まで。

6:10くらいには走り始められるのでよろしい。

今回、ガーミンの腕時計を忘れ、久々にスマホのアプリで記録をとりました。金曜の夜、土曜の昼も夜も全てうどんの予定。雨は降らない予報なのに、かなり激しく降りました。それでも1時間未満の時間で助かりました。

高松のシンボルは源平の屋島なんですね。

13回①

カメヤマローソクってご存知でしょうか。やっぱりカメヤマを選んじゃうよね、などと思う人いるのでしょうか。私はローソクを日頃使うわけでもなく、まったく意識しておりませんでした。

お寺さんを回っていると、ほとんどの寺に
カメヤマローソクのベンチがおいてあります。赤い色が完全に変色しているものもあり、かつて、もっと多くの人がお寺参り等をした頃には、シェアも高く、全てのお寺にベンチを寄付できるくらい羽振りの良い時があったのだろうと勝手に想像し、勝手に栄枯盛衰、諸行無常を感じて落涙したものでした(うそ)。

 

さすがにローソクでは戦後だんだんと世の中から取り残されてくるに違いない。私が巡拝用に持っているローソク、100本で300円くらいですが、その程度の売り上げで、どうなる、とメーカーを確認するとカメヤマローソクでもない。シェアも落としてしまっているのか、と天を仰ぎ、カメヤマローソクの行く末にまたも落涙しました(うそ)。

ほとんど引導を渡すつもりでカメヤマローソクをネットで引いてみました。すると最後の確認はしてみるもの、カメヤマローソクについて、全く知らなかった全貌が見えてきました。

戦後に創業、現在は落ちぶれているどころか、
国内最大、世界有数のメーカーです。カメヤマという社名になっています。早くから寺社にまつわるローソクにとらわれず、キャンドルという言葉を作り(うそだがそのくらい言いたくなる)、結婚式の定番となっているキャンドルサービスを考案しています。うーん、私も若気の至りでそのようなことをしてしまった気もする。知らず知らずのうちにカメヤマローソクに人生を操られていたとは。アロマキャンドルなど生活雑貨の中のキャンドルを扱うキャンドルハウスなるショールームを全国主要都市に展開しています。

カメヤマローソクよりも自分のことを心配しろ、という感じです。しかしながら、想像を膨らませるのも、できるだけ膨らませた方がおもしろいですね。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」 番外編 
カメヤマローソクに思いを馳せる
コラム

讃岐に入りました。

次の70番本山寺は歩いても1時間。納経所の開くずっと前に行っても無駄かと思い、朝はゆっくりして6:30過ぎにとなりました。今日は朝は爽やか、途中で大雨になったりし、また上がっては日が射す等天候の変化の激しい日でした。昨日、脚を痛めたほどではないのですが、疲労の蓄積で、今日はあまり力が出ません。前半から、疲れたなあと思ってしまいます。まあその程度だと気分で脚が軽くなることもあります。

比較的お寺間の距離が短く、参拝に時間を取られるようになると、総合距離があまり長くなくても予定通り行かなくなってきます。今回は最後のお寺までは行けず、手前のお寺の駅をゴールとしました。しかし、つぎの週末でいよいよ最終ゴール、88番で結願となりそうです。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第12回 その② 2016年9月25日
12回②
お遍路ラン12①

前回は愛媛は今治、西条、新居浜を超え、四国中央までやってきていました。ゴールの伊予土居という駅は宿も今イチな気がしたので、もう少し大きな駅、伊予西条の宿を探し、名前が「にぎたつ」というところにしました。にぎたつと聞いて私たちが知るのは「にぎたつに船乗りせむと月まてば 潮もかなひぬ今は漕ぎいでな」という歌ですね。道後温泉にも同じような宿がありました。調べるとやはり大和王朝が百済を助けるために船団を送った港が、この近くらしい。もっとも宿自体はごく普通で素泊まり3100円でした。

 

今日は八十八カ所ではもっとも標高の高い910mにある雲辺寺があり、予定でも50 km 以上です。実際はどうしても伸び、57.7 km。また伊予とはおさらばしてこんどは讃岐に入ります。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第12回 その① 2016年9月24日
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