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さて、今日は雨を覚悟でまた57 kmほどの予定です。その次はさらに高い山もあるのでこの3連休はすべては使わず、2日で切り上げます。朝から雨降りで、止むこともありましたが、夕方に近づいてやや強くなり靴の中の足が完全にふやけた状態でした。

足の裏がふやけて縦にシワが入ってそれが痛い、と聞いたことがあるのですが、「なにそれ」と理解できませんでした。ところが、今回、足の裏がまた痛くなってきて、また今までと同じ母子球のあたりだろうと思っていたところ、帰宅してから足の裏に縦に入ったシワの部分で水ぶくれになっている感じでした。むむ、そういうことが私にも起こるのか。これはどうして防ぐのがよろしいのかな。

60番の横峰寺はトレイルとしては2 kmちょっとの登り、5 kmほどのくだりで本来楽しめそうですが、そこで体力をまだ使い切ってしまっては良くないので、無理はしませんでした。降っての61番香園寺は鉄筋コンクリートの洋館という感じで面白い。今日は暑さはそれほどではないはずなのですが、やはり全てを走りきるのは大変で、給水、昼食などの時は歩き、またやはり40-50キロではかなりを歩きました。数キロ続く長い上り坂もあったのでちょうど良かったようです。

伊予土居という駅をゴールとし、徳島までは列車で帰る予定です。近くにスーパーはありましたが、銭湯はなく、汗と雨に濡れた体を洗い流し、乾いた服に全て着替えることができずに残念でした。駅の待合室で、なるべく濡れたものを替えました。靴はタオルで少々水を吸わせても十分な効果はなく、乾いた靴下に変えてもすぐに濡れてしまいました。

その待合室で少年たちがラップの練習をしていたので、大変興味深く聞かせてもらいました。

列車に乗り込むと隣に座った人が、逆打ちをしている青年で、この人はギターを抱えて回り始めたが、香川から愛媛に到達したところで、山がきついため、7日間で挫折しました、と言っていました。一度、東海道五十三次は一人ですべて歩き、しかもその間の旅費はすべて路上ライブで稼いで行った経験があるので、四国はその倍ほどの距離だが、なんとかなるだろうとい自信があったようです。

しかし、山が大変(ギターまで抱えていたら、転ばぬように相当慎重にもなるでしょう)で、さらに路上ライブをする場所がない(境内でやっても不謹慎だと思われてしまって結局一度もギターを弾かなかった)などと想定外のことが重なり、取り敢えず、愛知の西尾に帰るとのことでした。勤めを辞めたところだと言っていたのですが、この後どうするのか、大変まじめな感じの人だったので、いい職場が見つかることを願います。彼は丸亀から夜行バスで帰るということで、私は高松から徳島に向かいます。順調かと思ったら、大雨で不通の区間があるとの放送。結局、遅れて運転再開しましたが、ちょっとドキドキしました。四国は雨に弱い。よく降るのに対策がないのかしらん。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第11回 その② 2016年9月18日
第11回②

さて前回は松山から今治までの間にある菊間という町で終えました。金曜の夜は松山に宿泊し、朝5時台に出発する電車で菊間に向かうのが良さそうです。7時前にはスタートできそうです。ということで前回も宿泊した松山市駅前のカプセルホテルを予約しようとしたのですが、一杯のようです。女性用カプセルならあるようですが、「それでもいいです」と言ってもダメでしょうね。

ということで仕方なしに別のホテルを探してみると、3150円とかなり安く、しかもJR松山駅前というアクセスの最も良い、ターミナルホテル松山というのが見つかりました。なになに、誕生日の人限定?残念だ、と思ったら本当に誕生日じゃないか、ということでこちらに宿泊することになりました。駅前なので朝食はコンビニで買ったものを電車の中でいただき、菊間から走り始めます。

今回、57 kmの行程で、やや気が重い。初めは曇りだったのですが、午後からは炎天下で今治から西条の方に南下するため、全く影に隠れることができず、30度以上の中、40-50 kmの間は歩くことに徹しました。ただ、歩くのにも少々慣れてきてキロ10分前後では歩けるようになりました。今回は歩き遍路が結構多く、一つの寺に5,6人集まっていたことがあり、驚きました。法螺貝を吹く人までいました。今治は結構有名なようで、町としてはあまり頑張りが見られません。駅前などもっと綺麗にしていれば良いのにと思いました(見たのは裏の方だったのかな)。別子銅山など山を掘るのに熱心だったからか、石材店を多く見かけました。午後3時を過ぎてまだ30度でしたが、最後はまた少々走って宿に4時過ぎに到着です。明日は台風の影響か、雨のようです。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第11回 その① 2016年9月17日
第11回①

道後温泉まで暗いうちに到着。そこから石手寺までは1 km以上ありますが、仕方なく往復します。昨日、55 kmほどの移動でしたが、そのダメージを感じていて、とても走る気は起きません。今日は菊間まで40キロ台と短めの設定です。途中で動けなくなるのが怖いので、かなりの時間歩きました。松山にある石手寺の次の太山寺、円明寺まで歩きましたから18キロ近くゆっくりです。

せめて汗を流して徳島に帰りたいので、菊間の駅は13:27に列車(いや愛媛は電化されているんだ、電車でいいんだ)に乗る必要があり、今日もまた後半、焦って頑張ります。松山を出るといよいよ瀬戸内海が見えてきます。疲れていてもなんだか足が軽くなります。菊間は鬼瓦の街ということです。これまで何度か塀の四隅に配置した置物はなんだと思っていましたが、同じ四国の菊間で作られていたものでした。前半は不可思議なほどインパクトのある石手寺

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第10回 その② 2016年9月11日
第10回②

さて、前回は、愛媛を宇和島から北上してきて松山に近づいてから山の方に入りました。久万高原です。

今回は金曜の夜に松山のカプセルホテルに宿泊。久万高原にバスの始発で向かいます。せいぜい7:40くらいがスタートとなりました。

高原の中を岩屋寺というところまで行き、あとは松山に下るだけ、と安易に考えていましたが、岩屋寺までもアップダウンがかなりあり、さらに下るだけと思っていた松山にも峠を越え、長い下りを衝撃を受けつつ走らねばなりませんでした。

予定していた最後のお寺は5時を回っていたので納経は明日となってしまいました。体の故障でなく、予定通りにできなかったのは初めてです。平地の50キロとアップダウンのある50キロは相当負荷が異なります。時間切れとなった松山市内の道後温泉に近い石手寺はひときわ異彩を放ちます。それは次に回します。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第10回 その① 2016年9月10日
第10回①

今日は大洲市から久万高原まで。夜明け前に大粒の雨の音で目をさましました。その音も聞こえなくなったので安心していましたが、5:30過ぎに宿を出てみると、結構雨脚は激しい。790mの峠も超える予定で、山道で靴などがあまりにドロドロになるのも避けたい。徳島までの帰りのバスもその靴しかないのであまり汚したくない。というような心配の元、スタートしました。およそ50 kmの予定。久万高原から松山にバスで降りて今度は徳島にバスを使う。そのためには久万高原を15:42くらいに出るバスが最終。それまでには是が非でも到着しなくてはならない。幸い、参拝するのは久万高原について44番の大宝寺のみ。それまではひたすら走ればよい。かなり激しい雨は30分以内に収まり、後は降ったり止んだりで久万高原に着くまではウエアが乾くことはなかった。しかし、そこそこ快調に進むことができ、15時どころか、13時頃に着くかもと思われてきました。早いバスで松山に着くことができると、時間の余裕ができます。温泉好きではないものの、有名な道後温泉は一度訪れてみたいもの。それを期待しつつ、走ります。ただ、今日は40 kmまではウォーミングアップ。それから790m の峠を越えるので、力を最後まで残さねばなりません。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第9回 その② 2016年9月4日
第9回②
お遍路ラン9①

酷暑の8月は手術や休憩とし、9月からいよいよお四国ランを再開です。とはいえ、まだ暑さは続きそうです。今回、台風が九州に上陸しそうで、四国の最も西を走るため、その影響が大きいかと心配されます。特に日曜は覚悟しないといけないようです。

金曜に夜行バスで三宮から宇和島まで。朝の6:30前には到着。バスセンターで着替えをして出発です。

とはいえ、バス内で足もむくんでいるので、3 kmほどは歩いて足をほぐし、それから走り始めます。

49 kmほどの行程。せいぜい400mほどの峠を越える程度です。宿とした大洲市のときわ旅館ですが、ご主人の気遣いが素晴らしく、お勧めできます。建物は少々ボロいのですが、WIFIとかシャワートイレとか新しい装置はついていて、おへんろは洗濯も無料サービスです。素泊まりで4300円でした。改装して高くなるよりは今の方がはるかによいと思いました。

知ろう四国走ろう四国「お四国ラン」第9回 その① 2016年9月3日
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