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大人がマジメに遊んでみた

YONEMURA ASOBI LAB

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RESEARCH #2

続・アフリカツメガエルを育ててみた

仕事がらみで手に入ったアフリカツメガエルの胚。

​オタマジャクシ編では、育てる環境作りからオタマ期の餌やり方法などを紹介。

​順調に成長したアフリカツメガエルたちは、ついに変体の時を迎えた!

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アフリカツメガエル

​無尾目ピパ科ツメガエル属に分類される。南アフリカ原産。

陸にあがらず、一生水の中で暮らすカエル。

舌もないぞ。前足で口の中に食べ物をかき込むのだ!

いよいよ変体・・・

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写真①

2004年3月3日(受精後34日)

がちょっと見えてきた!

ひげも立派で、本当に、なまずのよう。

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写真②

2004年3月10日(受精後41日)。

前足も生えてきた。

ウシガエルのように、オタマジャクシの期間が長いのかと思っていたが、1.5~2カ月で変体してしまうようだ。

オタマの時期が長いと、実験にもつかえそうで期待していたのに!

まぁ、しゃぁない。

いよいよへんたい変態

2004年3月10日(受精後41日)。

これなんか、かなり背骨が曲がっている。

​結構高頻度で見られる。

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写真③

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写真④

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写真⑤

2004年3月10日(受精後41日)

完全に尻尾の先まで背骨がまっすぐのやつの方が少ないくらい。

多少ゆがんでいても、あまり問題なく成長する。

30匹くらいのうち、変体までに死んだのは2匹程度だった。

2004年3月10日(受精後41日)

これはかなり変体が進んでいるやつ。

足も太く立派になってきているし、ひげが短くなってきている。

尻尾にはまだ変化があまりない。

​写真⑥のこいつはまだ、ひげが長い。

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写真⑥

ついにカエルになるときが…

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写真⑦

2004年3月16日(受精後47日)

尻尾もかなり短くなったやつ。

後足もさらに太く、前足も立派になってきた。

体に斑点も出てきた。

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写真⑧

2004年3月16日(受精後47日)

もうほとんどカエルのやつら。

このころからグリーンピースに加え、動物性の餌も与えるようになった。

乾燥アカムシや乾燥イトミミズだ。

変体の最後のあたりはあまり餌を食べないみたいだ。

植物食用の腸が、動物食用の腸に変わるので、腸の機能がうまく働かない時期があるのだろう。

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写真⑨

2004年3月20日(受精後51日)

イトミミズに食らいつく。

前足はひたすら食べ物を口に運ぶ役目を果たす。

水槽の底をみんなでさらってくれるので、餌の食べ残しはまずない

カエルになりたては食欲もすごくて、いくらでも食べる。

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写真⑩

2004年3月25日(受精後55日)

すっかりカエルになっている。

​餌も食べるだけやっているので、成長も早く、また、いつも大変な太鼓腹だ。

©Department of  Cell Biology, Tokushima University Graduate, School of Medical Science.  徳島大学細胞生物学分野 ヨネケン☆YONEKEN 

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