
RESEARCH #4
傷の治り方を観察してみた


傷の治り方 2007年3月17日 1年4組 米村重信
傷口を乾かさないようにラップでおおっていると、よりきれいに速く傷が治るそうだ。乾かさないとかさぶたもできない。傷の治り方がよく見えそうなので記録をとってみた。
何かを測っているわけではないのが残念だが、普通ならばかさぶたで隠れて見えない傷口が見えるのが面白そうだ。(などと言っているが、実は昨年の秋に一度やってみたことがある。しかしのその時は記録をとることまでは考えなかった)
今年度の夏休みは、これまでの自由研究を話す機会があったので、なんだか自由研究をすませた気になってしまって結局やらなかった。それではいけないので、年度末ではあるが、機会を捉えて自由研究をやってみた。
体を使うシリーズもいよいよ傷がテーマになった。
これ以上深刻なテーマはやりたくないなぁ・・・。
傷の治り方
今回は夏休みをサボってしまって年度末に行ったゾ。
学校には出さなかったから、コドモ向きの書き方になってないのは大目に見てほしい。。。
はじめに…
方 法
① テニスコートで転んでひざをすりむいて傷をつける
② その後、傷口をよく石鹸や水で洗い、砂などがないようにしてから、薬はつけずに、家庭用のラップをあてがう。ラップの周囲はセロテープなどではがれないようにしておく。
③ ラップは毎日、入浴前にはがし、入浴後に新しいものに替える。このとき、デジカメに傷の様子を記録する。
本当は、右ひざと左ひざに同じように傷を作り、片方は普通に消毒し、テープなどを貼っておくというような処置を行い、もう一方はラップを貼る方法にして比較するのがよいのだが、
わざわざ両ひざに傷を作る勇気がないことと、ラップを貼る方が傷にとってはよいと思われるので、同時に比較することはしなかった。
まったく同じ大きさの傷を作るというのも、生きた人間で行うのは難しそうだ。
研 究
0日:2月21日 傷を作る
キレイに洗った後、物差しで計るとタテヨコ1.5cmほど。
ラップをかぶせて、セロテープで固定。医療用のテープでももちろん構わない。


1日:2月22日 傷口から浸出液がかなり出る。
足首までたれてくるほどではなかったが、ラップでおおった部分は傷口でなくてもぬれている状態だ。
下の写真はラップを貼ってちょうど一日たったときの様子。
この後、ラップをはがして風呂に入り、傷口周辺を少し洗って再びラップを貼る。赤い血の色はほとんどなくなり、肌色になっている。
傷口付近は血行がよくなっているのか、かなり熱を持っている感じだ。

2日:2月23日
この日は昼間作業に忙しく、いつの間にか、ラップがはがれて傷口が乾いていた。
慌てて、ラップを夕方貼りなおした。この写真は 風呂上がりのもの。
傷口が治りつつあるのかどうかはまだはっきりしないが、周辺は多少、色が変わってきているのかも。

3日:2月24日 浸出液がでなくなってきた
写真のフォーカスが甘い。
ラップの明るいところに合っているのだろう。浸出液は傷口の周辺からはでなくなってきているようだ。


4日:2月25日 新しい表皮
どうも明らかに傷口の周辺のほうは新しい表皮ができているようだ。

5日:2月26日
明らかに傷口の周辺は新しい皮膚になっており、中央部がぬれている感じである。
6日:2月27日
中央部の赤みもかなり弱まってきているようだが、まだラップは濡れるようだ。

7日:2月28日
中央付近からまだ浸出液がでているようだ。


8日:3月1日 あと少し!
あとほんの少しといった感じだ。
アップをしているから乾燥はしないが中央部の上では浸出液がやわらかくかたまってきているようだ。
かさぶたはないがかゆく感じることはある。

9日:3月2日 ふさがった!
今日はラップをしていても傷口表面がまったく濡れていなかった。
すなわち、傷口がちゃんとふさがったという事だろう。
やわらかいかさぶたのようなものが張り付いている。
ラップはもう使わないことにする。
10日:3月3日 治った!
やわらかいかさぶたのようなものも乾いたようだ。
10日以内に治ったと言えるだろう。後は時々チェックしてきれいになおっているかどうかも調べてみよう。

24日:3月17日 経過観察
久しぶりに写真を撮ってみた。
ひざだから、もともとしわもあり、特別によい治り方をしているかどうかはなんとも言えない。
